福岡 上人橋通りの古着屋、アウラ・クロージング&アンティークスです。
本日3度目の更新です! アロハシャツのリペアをご紹介します。
シェリーズ時代からの長いお付き合いになるお客様のSAKAKI様よりお受けしました、アロハシャツの襟のリペアのご紹介です。 このアロハシャツもシェリーズでご購入いただいたものです!
1970年代のKenningtonの味のあるアロハシャツです。
古いレーヨンシャツにはよくある症状ですが、オープンカラーの襟の付根の生地がホツレてフサフサと出てきてしまっています。
カッコ良いビンテージアロハでも、これがあるとパワーダウンしてしまいますよね。。。
右側の襟です、けっこう激しくホツレていて距離も長いです。
左側の襟。 右側ほどはないですが、襟の付根のところにまで達しています。
これをなるべく目立たないように直したいとご依頼をうけました。
この症状は生地の縫い代自体がホツレて起こるものなので、無くなってしまった縫い代を新たに作らなければ元通りの形に直すことは出来ません。
縫い代を作るために、まずはホツレがある部分を開きました。
こんな感じに縫い代だった部分がモジャモジャとホツレて無くなってしまっています。
ホツレている所に超薄手のグレーの芯地を張りました、分かるでしょうか??
この部分をタタキ縫いして生地を作っていき、その後に襟を元通りに取り付けます。
完成です!
最初は洗いざらしでしたが、アイロンで整えているので襟も本来の形に戻っています。
左襟のアップです。
たたき縫いした縫い目が・・・現在の僕の技術ではどうしても少し見えてしまいます。。。
さらに技術の向上を目指していきたいです。
見返しの内側の隠れた部分の様子です。
しっかり縫い代を取っていますので、再びホツレてくることはまず無いと思います。
こちらは酷かった右襟のアップです。
襟の裏側の様子です。
これで元気になりました、もう大丈夫です!
今回のリペア料金は ¥4,000+tax になります。
SAKAKIさん いつもごひいきにしていただき感謝です、ありがとうございます!
お問い合わせは AURA Clothing & Antiques 092-716-1920