襟のリペア 50's FOREMOST デニムシャツ 目立たないように!
福岡 上人橋通りの古着屋、アウラ・クロージング&アンティークスです。

年始の忙しさも一段落しましたので、最近はリペアをどんどん進めております! この調子で行ければ近々に混雑を解消してスムーズにお受けできるかと思います!! まぁ、次の買付けまでのつかの間ではありますが。。。

本日は久しぶりにリペアをご紹介したいと思います!!
a0182112_17484423.jpg
こちら!1950年代FOREMOSTのデニムシャツのリペアです。 色もサイズも申しぶん無いこちらは北九州小倉北区にあるビンテージショップ BAYSONのスタッフKOGAさんからご依頼をいただきました。 BAYSONのスタッフの皆さんは日頃から僕のリペアを絶賛してくれているようで、、「BAYSONから紹介してもらって来ました!」というリペアのお客様がとても多く、本当に嬉しい限りです。 ありがとうございます!! しかもご紹介いただくお客さんはみんな凄く上物の古着を修理に持ってこられます!! BAYSONのスタッフもお客さんからも本当に古着に対する熱い思いを感じます! この度BAYSONさんとリンクさせていただきましたので是非チェックしてみてください!!

a0182112_18594228.jpg
さてさて、KOGAさんにご依頼いただいたデニムシャツ、非常にコンディションが良くて色もまだまだ濃いのですが、、襟の折り返り部分にスレがあり生地が薄くなっています。

a0182112_198727.jpg
ダメージ部分のアップです。 折り返り部分がスレにより10cmほど、デニム色の縦糸が無くなって白の横糸だけになっています。 同じような症状のリペアは擦り切れが始まって間もない これくらいの状態でのリペアをお勧めします! 横糸も切れて 傷みが激しくなればなるほど目立ってしまいますし、料金も増していきます。 今回はこれを目立たないように直したいとご依頼を受けました! それでは行ってみます!!

a0182112_19194710.jpg
そのまま叩きを入れると裏襟とくっついてしまって具合が悪いので、台襟から襟を取り外します。 オープンカラーのシャツならば構造上 裏襟が身頃とくっついていて表襟だけがはがれて都合が良いのですが、台襟付きのシャツは造りが様々です。 これは裏襟も一緒にはがれてしまいました。。少しやりにくいです。 ビンテージリペアの場合、ほどきが必要な際は必要最小限だけほどくと決めています。 出来るだけオリジナルの部分を残す為です。 今回も必要最小限だけをほどきました。

a0182112_1947424.jpg
しなやかに仕上げたいので、当て布にはいつもの薄手の芯を選びました。 後々の事も考えてスレの部分よりも左右ともに3cmほど余分に補強しようと思うので、芯は4cmほどの余裕をみて長めに取りました。 これを表襟の裏側から接着します。

a0182112_19531747.jpg
接着しました。 写真右手がリペア用の芯、左手はどのシャツにも元々入っている襟芯です。 このように裏襟と分離させた状態で表襟だけタタキ縫いしていきます。

a0182112_206384.jpg
タタキました。 これはただ強さを出すためのタタキです、横糸の方向に硬い仕上がりを避けるためにごく粗く叩き縫いしました。 この上からデニムの地の目の方向だけに叩き縫いしていきます。

a0182112_20162919.jpg
タタキ終わりました。 なんでも無いように見えますが、縦方向に長いタタキは意外に難しくて細心の注意を払って縫わなければ仕上がりがイビツになったり、縫い縮みが出て取り返しがつかなくなる場合もあります。 僕が独自に考えた縫い方で注意深く叩いて、上手くいきました!!

a0182112_2026527.jpg
次に修理した襟を台襟に元通りに取り付けます。 裏襟が台襟に付いていない為、ずれないようにマスキングテープで貼り付けました! ピンで止めるとどうしてもミリ単位のズレが出てきてしまうので、、より元通りにリステッチ出来るように直前でテープを剥がしながら縫っていこうと思います。

a0182112_20363850.jpg
縫いました。 リステッチ成功です! ステッチの位置・糸の色目・ピッチ・襟のはさみ具合どれも上手くいきました! 裏側はどうでしょう??

a0182112_20455937.jpg
裏側です。 ラッキーなことに全く同じ場所にリステッチできています!! 裏側は黒い綿糸が色褪せたチャコールグレーの色で叩きました。 違和感もなく上手くいきました!

a0182112_20463587.jpg
これでリペア完了です!! 折りかえりのラインもキレイに出ています。

a0182112_20484620.jpg
リペア部分のアップです。 硬さもさほどなく、しなやかに直せたと思います。 リペア糸の色も悩みましたが、、違和感なく馴染んでいるので安心しました。
これで元気になりました!! しばらくは大丈夫です!

今回のリペア料金は ¥2,800+tax になります。

KOGAさん、いつもご依頼いただきありがとうございます! 今後ともよろしくお願いします!!


ここ暫くリペアのご紹介をしていなかったので、『リペアはまだされてるんですか??』とお問い合わせいただく事も多いですが、AURAが続く限りリペアはやっていくつもりです!! ただ、、やることが多すぎてブログ自体が書けていないだけであります。。。 リペアしたいものがありましたらお気軽にご相談くださいね!!


お問い合わせは AURA clothing & antiques 092-716-1920
[PR]
by auraclt | 2014-01-22 21:09 | リペア | Comments(0)
<< men'sスニーカー ヘビーネルシャツを2着 >>